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ご挨拶

『ものづくり日本』が見直されいる昨今でも、低価格で安定した品質の製品が求められ、海外からの調達要求依然として高い比重を占めています。

日本製品を振り返ると、新たなスタートとなった戦後の混乱期、人や工場と共に失われた技術を取り戻すところまで遡ります。

ままならぬ資材の調達から手探りの操業にあって、メイドインジャパンは低品質の代名詞とまで言われていましたが、たゆまぬ努力で経済成長と共に品質で高い評価を得るまでに上り詰めました。

高度成長が一段落した1970年代には、安く大量の労働力を求めてアジア地域に進出し、「アジア四小竜」と呼ばれる韓国、台湾、香港、シンガポールの台頭につながりました。

しかし、賃金が高騰し苦しくなった日本企業は、急激な円高も後押しする形でASEAN諸国へと拠点を広げます。

再びASEANへ

90年代になると低賃金を目当てに中国へ各国の企業が進出しました。中国は人口にも代表されるその労働力で世界の工場として長く君臨しましたが、GDPが先進国と方を並べるほどになった今、人件費が高い国となってしまいました。

2015年にピークアウトする中国市場は、情勢不安、日中関係の悪化などもあり、大手メーカーの国内拠点への転換が始まりつつあります。

一方で、中国が台頭している間も ASEANは人口が増え続けました。

若い世代の学力向上や労働品質の向上など、豊富な生産年齢人口を有する有望な市場へと成長しました。

日本政府の支援によるインフラ整備も進んでいるのも大きなファクターです。

その中にあって、もっとも注目されているのがベトナムです。

ベトナムの利点

ベトナムは、WTO加盟移行は市場を開放して関税を引き下げ、世界各国からも大きく注目される市場となり、大きな経済成長を遂げつつあります。

成長力が高く、日本人同様に手造りが好きで器用な手を持ち、親日も多い国民性などが相まって、日本にとって後発ASEANの中でも最も有望な国であるのは間違いありません。

しかし、ベトナムには技術・品質をより高め海外展開も視野に入れ飛躍を目指す企業が多くあるにも関わらず、海外への販路には恵まれていないのが実情です。

日本ではベトナムは特恵関税の対象国となっているため関税無しで輸入できる製品も非常に多く、宝の山がまだまだ眠っている魅力的な市場と言えるでしょう。

ベトナムとの架け橋として

ベトナムには既に多くの日本企業が進出し上場企業が製造拠点を持っています。

一方でベンチャー企業や中小企業は現地に提携拠点を求めるなど、そのニーズは増えております。この流れはますます加速するでしょう。

ベトナム仕入れ.comでは、ひしめく市場の中でも低価格で品質の安定したベトナムの製品・サービスを提供している店舗や企業をご紹介することで、商品の拡充や安定供給を確保したい皆様のビジネスチャンスを広げるお手伝いをさせていただいております。

わたくしどもは冒頭の日本の成長になぞらえ、今後も成長が期待されるベトナムと日本のパートナーシップにおいてもその一助となれるよう、様々な提案やサービスの提供を行ってまいります。

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